情報理工学院
教授・秋山 泰
情報理工学院
准教授・大上 雅史

注目を集めるペプチド医薬品の開発においては、ヒト細胞膜に対する十分な透過性を確保する事と、対象とする疾患に合わせた適切な体内持続性を確保することの2つが技術的な課題となっています。MIDLではAIスパコンTSUBAME 3.0を用いた大規模分子動力学シミュレーションおよび機械学習の組み合わせによって、実際に化合物を合成して様々なアッセイを行うことなく迅速にペプチド医薬品候補化合物のヒト細胞膜透過性および体内持続性を予測する技術の開発を行っています。予測技術に基づき、ペプチド医薬品の開発を開発初期段階からナビゲートすることで、効率的なペプチド医薬品開発に貢献します。