科学技術振興機構 (JST) 世界に誇る地域発研究開発・実証拠点(リサーチコンプレックス)推進プログラム
世界に誇る社会システムと技術の革新で新産業を創る Wellbeing Research Campus “Tonomachi”
平成27年度FS事業採択、平成28年度本採択 (実施期間:2015年12月~2020年3月)
科学技術振興機構(JST)の平成27年度新規事業である「世界に誇る地域発研究開発・実証拠点(リサーチコンプレックス)推進プログラム」に東京工業大学が提案機関の1つとして、慶應義塾大学と共同で提案した「世界に誇る社会システムと技術の革新で新産業を創るWellbeing Research Campus “Tonomachi”」が2015年11月にFS (feasibility study) 事業として採択され、2016年9月に本採択されました。
リサーチコンプレックスとは、地域において集積している研究機関、企業、大学等がそれぞれの活動を融合させ、世界の注目を集めるべく異分野融合による最先端の研究開発、成果の事業化、人材育成を一体的・統合的に展開するための複合イノベーション推進基盤です。同時にその拠点から誕生するシーズを新しいビジネスアイデアとし、速やかに実現に向かわせるための仕組みづくり、事業家の育成システムの構築も行い、「より魅力的な生き方(Wellbeing)」の実現に向けての国際的拠点となるべく一丸となって取り組みます。
東京工業大学は、Tonomachiリサーチコンプレックスが世界を先導する4つの中核技術領域のうちの「分子設計・ナノファブリケーション」領域を担当し、スーパーコンピューティングと実験を融合した分子設計技術の開発を行っています。ナノ医療イノベーションセンター (iCONM) が保有する機能性高分子スクリーニングシステムとインシリコ分子設計技術を融合させた改良型機能性高分子スクリーニングシステムの開発や、参画企業と協力した薬剤候補分子の計算設計技術の開発に、東工大が誇るスパコンTSUBAME 3.0を用いて取り組んでいます。人材育成に係る活動として、IT創薬やデータサイエンスに関するセミナー等も殿町地域で開催しています。
※本プログラムにおける活動は、2020年3月でJST事業としては終了しましたが、独自に活動を続けています。